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理事長就任のご挨拶

古川理事長 この度、本会代表の大役を拝命しました古川康造でございます。

皆様には本会の目的達成の為に日頃より、ひとかたならぬご高配を賜り、心より感謝申し上げます。

 

さて、永年に渡る皆様の大変なご尽力にも関わらず、

現行制度の中では、なかなかお城の再興は叶いません。

しかし、専門家の言に依ると、高松城天守閣の再興は

99%可能だと言うことです。

残りの1%は正に「民意」であり、

この1%こそが天守閣の再興を叶える最も重要な条件であり

この民意こそが、困難な事業を可能にする

たった一つの要件であると考えています。

 

本会はまさに市民の総意である「民意」を築き上げる

触媒に他なりません。

 

人口減少、高齢化社会と言う大きな地殻変動の中では

国は地方創生を国策として掲げ

本年は「地方創生元年」と位置付けられ

規制緩和、財政支援など、過去になかった地方の再生に向けての

大きな施策がスタートしました。

地方創生の一つのキーワードでもある観光資源としても

このチャンスを捕まえ、永年に渡る悲願であった

高松城天守閣再興に向けて、私達は動かなければなりません。

そしてこれは、もしかすると最後のチャンスであるかもしれません。

 

この大きな事業を具現化するのは、決して私ごときの力では

動かせ得るものではありません。

本会会員の皆様のご理解とご協力なしに達成は出来ません。

誠に微力ながら目的の具現化にむけ、最大限の努力をさせて戴きますので

皆様の惜しみないバックアップを切にお願い申し上げ

就任にあたり、ご挨拶とさせて戴きます。

 

高松城の復元を進める市民の会  理事長 古川康造

市民の会 蔵書について

高松城を復元する市民の会には、会員限定でお貸しできる蔵書があります。

非常に貴重な蔵書ですので、興味がある方はお問い合わせコーナーからお申込みください。

 

1、大洲城天守閣復元事業報告書
    平成16年12月発行
    編集・発行 大洲市商工観光課
2、復元記録のDVD 「平成の城普請 大洲城天守の復元」

3、史跡高松城跡(天守台)-発掘調査編ー

    平成24年3月30日
    編集・発行 高松市教育委員会
4、史跡等整備のてびきー保存と活用のために―
    平成17年6月30日発行
    監修者 文化庁文化財部記念物課
5、江戸城天守(寛永度江戸城天守復元調査研究報告書)
    発行:平成28年5月26日
    著作者:三浦正幸・中村泰朗・野中絢(広島大学大学院文学研究科三浦研究室)
    発行所:特定非営利活動法人 江戸城天守を再建する会

復元課題の解決

市によると、桜御門の復元には(1)文化庁復元検討委員会の審査、(2)建築基準法の適用除外の審査、などの課題がありました。(1)については、現存している礎石、石垣の遺構や古写真、絵図、焼失前に桜御門に入った経験を持つ古老からの聞き取りなど一つひとつ資料を整え、平成24年度から3年かかり許可に至った、とのことでした。

桜御門復元整備の状況