タイトルは、「栗林公園と歴代藩主」―瀬戸の都に咲いた華― (株)美巧社
特別名勝 栗林公園の研究に長年取り組まれてきた平井二郎氏がこれまでの研究成果を集大成したともいえる内容になっています。
構成は、歴史編、庭園編の2部に分け、歴史編では公園が形成されていく過程を歴代城主ごとに詳しく記述されていますので大変参考になります。
また、庭園編では、5代藩主頼恭の時代に編纂された「栗林荘記」などに見どころとして記述されている内容を現代文に直してわかりやすく説明してくれています。
少し濃い内容の歴史観光読本でありますが、是非一読しておきたい本といえましょう。
なお、この本は平井二郎氏が監修、村井眞明氏が執筆、田中哲也氏が編集と3人の共同制作です。
(四国新聞12月11日付け、9面にこの本の紹介がされています。)
また、出版を記念して、去る11日に記念講演会が開催されました。